- 投資の勉強をしたいけど、どんな本を読んだらいい?
- 投資だけでなく、マネー本はたくさんあるけど、選ぶ時のポイントは?
2024年に新NISAが始まるなど最近の投資ブームにより、投資に興味を持つ人も増えてきたのではないでしょうか。
この記事では、投資を始める前に抱く、こんな疑問を深掘りしていきます。この記事を読めば、投資を始める前にどんな本で勉強したいいのかがわかり、投資への準備を進めることができます。
この記事を書いた人
- 40代、普通の主婦、会社員(育休中)
- 夫、こども2人(1歳・4歳)
- 貯金派(貯金額800万円)→投資の勉強→投資開始
私はもともと貯金派でしたが、経済学者の山崎 元さんの著書やファイナンシャル・ジャーナリストの竹川 美奈子さんの著書で事前に投資の勉強をし、リベ大 両学長の著書『お金の大学』を読んで、ようやく2022年12月に投資を始めた超初心者です。
投資を始める前に読むならこの3人の本【著者紹介】
まず、最初に結論ですが、投資を始める前に、きちんと本で勉強することをおすすめします。なぜなら、きちんと仕組みを理解しないと不安が消えないからです。
投資本を読んで勉強するなら、おすすめの著者3人です。
- 山崎 元さん(経済評論家)
- 竹川 美奈子さん(ファイナンシャルプランナー)
- 水瀬 ケンイチさん(個人投資家)
立場の違う著者の本を何冊か読むと、全体的に把握できるのでおすすめですよ。
複数の著者ということで、研究者目線、女性目線、個人目線、生活者目線など、視点(切り口)を変えることで、投資の仕組みを理解するだけでなく、自分が投資をするイメージまで学ぶことができます。
山崎 元さん:経済評論家
山崎 元
経済評論家。専門は資産運用。楽天証券経済研究所客員研究員。マイベンチマーク代表取締役。
1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商社に入社。野村投信、住友信託、メリルリンチ証券など12回の転職を経て現職。雑誌掲載、テレビ出演多数。著書に『学校で教えてくれないお金の授業』(PHP研究所)、『全面改訂 超簡単お金の運用術』(朝日新書)、『ファンドマネジメント』(金融財政事情研究会)など著書多数。
引用:著書『図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』より
経済評論家は「経済の研究をしたり、その結果得られた理論やその体系(経済学)を社会に提言・実践したりする経済の専門家のこと」(出典:Wikipediaより)です。
山崎さんは、その専門性だけでなく的確な主張スタイルでとても好感を持てます。
- 山崎 元さんの特徴
- ・論点が明確で的確であうため、わかりやすい
- ・論理的思考での説明
- ・裏事情を包み隠さず話してくれる
- ・毒舌(辛口)である
金融業界の裏話を赤裸々に話してくれ、騙されにくくなります
竹川 美奈子さん:ファイナンシャルプランナー
竹川 美奈子
LIFE MAP合同会社代表/ ファイナンシャル・ジャーナリスト
出版社、新聞社勤務を経て、2000年にFP資格取得。取材・執筆活動のほか、投資信託やiDeCo(個人型確定拠出年金)、マネープランセミナー、企業型確定拠出年金の継続研修の講師などを務める。個人投資家の草の根交流会の幹事を務めるなど、資産形成・投資のすそ野を広げる活動にも長年取り組んでいる。会社員向け、個人事業主向けなど対象者に合わせた資産形成、リタイアメントプランなどを得意とする。
金融庁 金融審議会「市場ワーキング・グループ」委員(2016年7月~2020年8月)、同「長期・積立・分散投資に資する投資信託に関するワーキング・グループ」委員(2017年2~3月)、企業年金連合会「継続教育実践ハンドブック」作成検討会委員(2015年1月)などを務める。
引用:講師依頼.comより
ファイナンシャルプランナーとは「顧客から、収支・負債・家族構成・資産状況などのソース提供を受け、それを基に住居・教育・老後など将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業・職種、およびその職に就く者」(出典:Wikipediaより)のことです。
竹川さんは、個人の状況に応じた資産形成を考えるファイナンシャルプランナーらしく、著書の中でも年齢や職業ごとに異なる投資スタイルを説明してくれるので、自分に置き換えてイメージすることができます。
- 竹川 美奈子さんの特徴
- ・NISAやideco、投資信託など制度や仕組みについて、丁寧にわかりやすく解説している
- ・年齢や職業ごとに異なる投資スタイルを説明してくれるので、自分に置き換えてイメージすることができる
女性らしい丁寧な解説で、読んでて安心感感があります。
水瀬 ケンイチさん:個人投資家
水瀬 ケンイチ
ブログ『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』著者
1973年、東京都生まれ。都内IT企業会社員にして下町の個人投資家。2005年より投資ブログ『梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー』を執筆。現在ではインデックス投資家のバイブル的ブログに。日本経済新聞やマネー誌などに数多く取り上げられる。著書『全面改訂 ほったらかし投資術』(朝日新書・山崎元との共著)
引用:著書『お金は寝かせて増やしなさい』(フォレスト出版)より
20年近くインデックス投資を続けている個人投資家です。長期運用と言われていますが、実践するのが難しい中、実際にどのように続けてこれたのか、続けてくる中でどのような大変なことが起き、どうやって乗り越えてきたのか、普通の会社員の投資スタイルを知ることができます。
- 水瀬 ケンイチさんの特徴
- ・インデックス投資を20年以上継続して運用している
- ・普通の会社員がインデックス投資で億り人になった
経験談は何よりも心に響きますね。
マネー本を選ぶ時のポイント3つ
マネー本を選ぶ時のポイントは以下のとおりです。
- 本の内容
- 著者は誰か
- 口コミ・レビューの評判
本の内容
最も重要なのは、本の内容です。
「お金にまつわる仕組みを理解して節約や家計管理に役立てたい」
「投資を始めたいけど、投資の仕組みや制度を勉強したい」
「投資をしているけど、日本株と米国株、もしくは投資信託など、どんな銘柄を買ったらよいか迷っている」
「お金に対する考え方を変えたい。お金持ちのマインドや行動を知りたい」
というように、自分がどんな知識を得たいのか、求める内容が違えば、選ぶ本も変わってきます。
著者は誰か
どんな本が読みたいのかが絞れたら、次のポイントは著者は誰かです。
お金に関する書籍は数多くあり、考え方や方法に正解はなく、たまたまうまくいったこともあるでしょう。
ですので、最初に勉強するのなら、根拠のある内容をきちんと説明できる著者を選ぶことをおすすめします。
研究者や、その業界の第一線で活躍する人、実績のある人などが書いている本を選ぶと全体像や概要がつかめますよ。
口コミ・レビューの評判
書籍に関しては、口コミ・レビューなど世間の評判も選ぶ際のポイントになります。
多くの人に支持されるのは、信憑性が高く、信頼がおける書籍であることが多いからです。
また、多くの人に当てはまるなど再現性が高いのも良書といえます。
口コミ・レビュー、書店での扱われ方、売り上げ部数なども本を選ぶ時に参考にするといいよ!
まとめ
投資を始めるための勉強をするのなら、この3人の本を読むと理解が深まります。
- 山崎 元さん(経済評論家)
- 竹川 美奈子さん(ファイナンシャルプランナー)
- 水瀬 ケンイチさん(個人投資家)
内容や口コミを見て、自分に合いそうな本で勉強してみてください。
きちんとお金についての知識を深め、投資を理解することが、最初にやるべき準備です。